うちわについて

夏になると欠かせないもの、それがうちわです。部屋の中で顔を仰いだり、お祭りなどに出掛ける時に持っていったりと、古くから日本人の生活の中にはうちわがありました。夏場に縁側に座って風鈴の音色を聴きながらうちわを仰ぐ、といった光景は今ではあまり見られなくなりましたが、それでもうちわというのは私達日本人にとって非常に馴染みの深い夏を乗り切るアイテムと言えます。

うちわはただ顔や体を扇いで風を感じるだけのものではありません。うちわを使う場面というのは意外と沢山あります。実際様々なイベントなどでうちわが配られる事は多々あります。例えばスポーツ観戦などをする際には応援グッズとして使用でき、外でバーベキューをする際には火を起こしたり、または煙を防いだりするのにも使用できます。またオシャレなうちわなどは部屋にインテリアとして飾る事も出来ます。

日本には三大有名うちわというものがあります。まずは京団扇と呼ばれるもので、これは別名都団扇とも呼ばれます。宮廷でも使われたという非常に優美な団扇として知られています。次に讃岐団扇ですが、柄と骨が一つの竹から作られているのが特徴です。この地方のうちわ生産量は全国の90%を占めていると言われるほど生産が盛んです。そして、房州団扇は持つ柄に丸い竹を使用しているのが特徴です。このように様々な用途があり、また様々な種類のあるうちわですが、ここからはうちわの歴史や機能、用途などについて詳しくご説明します。